話し合い

On君「『尊敬にはある程度の距離が必要』という言葉が印象に残りました。では、距離のない愛ってどういうものでしょうか。」
千葉先生「べたべたしているというか、人格の違いがなく一体化しているというか。親分子分の関係とか、過保護な親と子の関係とかがそういうものです。」
寮長「利害関係などで一つになっていて、正義に照らして相手を見るということがない関係ではないでしょうか。」
Ot君「安息日のところが印象に残りました。私自身安息日がないと、ただ同じことを繰り返すだけの循環的生活になってしまう。」
Ch君「伝統を重んじることが重要というところが印象に残りました。中国では、皆目先のことばかり考え、伝統を重んじなくなっています。中国には素晴らしい伝統がたくさんあるのに。」
千葉先生「私は常々現代の中国は危険な状況にあると思っています。それこそまさに孔子・孟子牛などの自国の素晴らしい伝統を軽んじているからです。」
Mx君「安息日の過ごし方が心に残りました。安息日は、本当に自分が休むことができる日でなければならないと学びました。では本当に自分を休ませるためにはどうすればよいのか。これからの課題です。」
Ar君「制約が多くて、生きづらく感じました。どうして十戒が解放であるのか、ぼくにはわかりません」
千葉先生「私も若いころにはそう思っていました。しかし30代のころから逆にこれらによって自分は守られていると気づくようになりました。今日のメッセージは、皆さんには実感としてわからないかもしれませんが、だからこそ心にとどめておいてください。いつかきっと腑に落ちる日が来ます。」
Ss君「国別親切度ランキングというのを見たのですが、日本は最下位に近く120位でした。これはやはり日本人に神を敬う心がないからでしょうか。」
千葉先生「日本人が親切でないという感想は、留学生などからよく聞きます。どうですか、Ch君。」
Ch君「やはり冷たいと思います。他人に迷惑をかけないとか、ルールを守るということについては、日本人はとても優秀です。しかし、積極的に親切にするということはほとんどありません。これはやはり、忙しすぎるのがいけないのではないでしょうか。中国人も昔は、親切な人が多かったけど、今の若い人は親切ではありません。これも忙しくなったからかもしれない。」
寮長「私は自発性の問題だと思います。日本人は本当に自発的に何かをやることが苦手。自分から手を挙げて意見を言ったり、質問したり、ということはまずないでしょう。他人に親切にしないというのもその辺に原因があるのではないでしょうか。しかしなぜ日本人は自発的ではないのでしょうか。」
千葉先生「これは難しい問題ですね。宿題ということにさせてください。」
Ok君「確かに現代人には愛がないと思います。これはやはり現代人に神を敬う心がないからではないでしょうか。」
千葉先生「ある学者は宗教の役割はやがて消え去ると言っており、別の学者は宗教の役割は増すと言っています。私は宗教の役割は増すというほうに賛成ですが、問題はそれが良い影響か悪い影響かです。残念なことに現代には悪い影響を及ぼす宗教がたくさんある。この問題をどう乗り越えていくかがポスト世俗化社会の課題です。」
Ms君「旧約の十戒と新約のイエスの教えは、正反対に見えるけれど、それは神様がその時代に合わせてメッセージを発したからだと思います。しかし心の目をもってその連続性に目を向けるなら、時代を超えた普遍的なメッセージが見つかると思う。また民族の違いも心の目をもって連続性に目を向けるなら、乗り越えていけると思う。人の心には、律法が記されているのだから。」